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クラウドソーシング発注体験プログラム前編でコンペ開始

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本日は、クラウドソーシング発注体験プログラム「発注力・コラボレーション力強化講座」前編を開催し、参加者の皆様に、A4片面のチラシ制作のコンペを開始していただきました。コンペは後編の開催前日に終了し、後編では提案されたデザインの選定作業を行います。

参加された方には、クラウドソーシングの活用に「発注力」が必須であることをご理解いただけたと思います。

発注の前提として、誰に、何を伝え、何を目標とするかを煮詰める必要がありますが、これができるのは他ならぬ発注者だけです。考えがはっきりしていないなら、他人に仕事をしてもらうことはできません。

これができた上で、以下を自問自答する必要があります。

  1. 仕事のタイトルが適切であるか
  2. 仕事に関する記載内容に過不足がなく、分かりやすく書かれているか
  3. 仕事の要求と価格が適正であるか

今回の発注体験では、バウチャー(クーポン)が提供され、その額面での発注となっています。つまり価格が固定されているので、要求と価格のバランスについては要求を調整することになります。

初めて発注するには、これらの「障害」を乗り越えるのはなかなか大変です。一度体験してしまえば、2回め以降はかなり抵抗がなくなると思いますが、初回を乗り切るにはかなりのエネルギーが必要となります。

クラウドソーシングでない通常の「外注」では、業者に丸投げして、業者からの提案に対して注文をつけるというスタイルになっていることも少なくありません。発注者にはそういう意識がなかったとしても、受注者から見ると、こういう図式に見えることがよくあります。

しかし、クラウドソーシングでは、こういうやり方は通用しません。仕事がきちんと定義されていなければ、受注しようという人は少なくなりますし、あとからあとから注文をつけるようでは受注者にそっぽを向かれてしまいます。

クラウドソーシングの利点として「早い、安い、品質がよい」ことが挙げられますが、これらの利点は確約されている訳ではなく、発注者に「発注力」があることが大前提なのです。しかし、この「発注力」がなかなか厳しい要請であることは前述の通りです。

こうした事情を考えると、クラウドソーシング発注体験プログラムは大変よい企画だと思います。バウチャーが支給されて自己負担がなく、発注に必要な知識を得られて、しかも発注のサポートまで受けられるからです。

クラウドソーシング発注体験プログラム「発注力・コラボレーション力強化講座」は全国で展開されているので、中小企業者の皆様には積極的にご参加いただくことをお勧めします。

なお、当事務所が担当している「発注力・コラボレーション力強化講座」は前編を終了しましたが、受講枠はまだ3社分あります。個別に対応することも可能ですので、ご興味のある中小企業者の方は「お問合せ」からご一報いただけるようにお願いいたします。

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